ヒナタは高校3年生。
児童養護施設で育ちました。
進学や生活の悩みを相談できる人も、頼れる家族もいない中でひとり、
毎日、机に向かってきました。
「心理学を学んで、子どもの心に寄り添う仕事がしたい」
それが、ヒナタの密かな夢。
でも、18歳になったら施設を出なければなりません。
大学に合格して、奨学金の申請はしたけれど、手元にはまだ何もない。
入学金80万円、家賃、生活費、そして施設の退所。
本当にやっていけるのか…
ヒナタが出会ったのは、ピースワラベが運営する教育プロジェクト「Study in America」でした。
このプロジェクトは、児童養護施設で暮らす高校生たちが、離島での地域交流や、短期海外留学を体験を通して、1年間をかけ、未来を主体的に選び取る力を育むことを目的としています。
プロジェクトのテーマは、「自分や他者の声を社会に届け、必要な変化を訴えること」。
たとえば、「若者の進学支援制度をもっと整えてほしい」「本当は将来こんなことをやりたい」「こうしてみたい」など、自身の経験や思いを政策や仕組みに反映させるために発信活動をします。
カナダでのツアーから帰ってきた後も、プロジェクトは続きます。
サポーターが、週2〜3回施設を訪れ、1年間を通じて同じ子どもを担当。
大学生や社会人が「伴走者」として、勉強のこと、生活のこと、奨学金制度のことなど、実体験を交えて丁寧に教えてくれました。
「こんな支援制度があるなんて、知らなかった」
「一人暮らしって、家具や家電はどう揃えるの?」
不安でいっぱいだった疑問に、一つひとつ、やさしく答えてくれました。
何より大きかったのは、悩んだとき、迷ったとき、「訊ける人」がいること。
「ここに戻ってきてもいい」と思える居場所ができたことで、ヒナタの心は軽くなりました。
さらにこのプロジェクトは、循環するコミュニティとしても設計されています。
施設の子どもが大学生になったとき、今度は大学生サポーターとして参加。
社会人になったときには、次の世代を支える社会人サポーターに。
関わる一人ひとりが「支えられる側」から「支える側」へとつながっていく、
持続可能なコミュニティを築いています。
このふたつの出会いが、ヒナタの人生を確かに変えました。
夢を叶えるのに必要だったのは、
夢を語る勇気と、それを支えてくれるつながり。
今、ヒナタは
大学で心理学を学びながら、週末には児童養護施設の子どもたちに勉強を教えています。
「以前の自分みたいに、誰にも相談できずに悩んでる子に、“大丈夫だよ”って伝えたい」
それが今のヒナタの、もうひとつの夢です。
日本では約3万人の子どもたちが児童養護施設での生活を余儀なくされています。
児童養護施設に住む子どもたちは、次のような事情を抱えています。
■ 虐待(身体的・性的・心理的・育児放棄):全体の約6割
■ 家庭の貧困
■ 親の精神疾患・依存症
■ 親の行方不明・拘束(服役など)
■ 親の死亡・災害などによる孤児状態
子どもは、生まれ育つ環境を自ら選ぶことができないのです。
紛争や災害といった緊急事態で最も傷つき、最も厳しい境遇に追いつめられるのはいつも、最も弱い立場の人びとです。
いつどんなときでもそばにいて、助けたい。
支えたい。
1億2000万人
( UNHCR , 2024年5月 )
12年連続の増加
被害額 約 21兆円
被害者 約 2億人
死者 約 8万1千人
( UNDRR,⽇経新聞 )
1996年の設立以来、ピースウィンズは世界中の難民と、災害や紛争の被害者一人ひとりに寄り添い、必要とされる支援を届けています。
緊急支援だけでなく、人びとの生活が平穏を取り戻せるように、長期的なサポートも続けています。
女性の経済的自立や、健康をまもるための啓発活動を通して、公平で平和な社会づくりにも取り組んでいます。
2,903,733人
+696世帯+306頭+その他 不特定多数
累計26,142,086人
※世帯や地域、動物、学校単位などは含まず
1. 入会セットをお送りします。
年次報告書とニュースレター最新号とポストカードをお送りします。
2. 年に3回ニュースレターや報告書などをお送りします。
災害や紛争地の経過や現地での活動の成果など最新情報をご紹介します。
また、皆さまからのご寄付がどのように使われているのか、分かりやすくご報告します。
(12,000-2,000)×0.4=4,000円
(36,000-2,000)×0.4=13,600円
※一部自治体において、個人住民税の軽減措置(寄付金控除)の対象となることがあります。
※上図は、税額控除を選択した場合です。控除には限度額があり、実際の税額は所得などにより異なります。
※特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(認定NPO)へのご寄付は、 寄付金控除など税制優遇の対象となります。
Q 寄付はどのように使われますか?
A 国内外での越境体験(現地での宿泊費や渡航費、学習体験プログラム費等)や、伴走支援(研修費・交通費・教材費・コーディネート費用等)、社会的養護下にある子どもたちの現状を伝える広報活動(広報映像制作・パンフレット印刷・イベント開催費・ウェブ発信)などにたいせつに活用させていただきます。
※使途や受領後の対応など、寄附金の取り扱いに関しては、ホームページ上の「寄付金等取扱規定」でご覧いただけます。
Q 退会することはできますか?
A もちろん、ご自由に退会いただけます。また、金額の変更もいつでも可能です。退会のご連絡がない場合は、自動更新として翌月以降もご寄付をいただきます。
Q 領収書はもらえますか?
A はい、ご希望の方に、毎月のご寄付は毎年1月に前年1年間の領収書を発行しています。ご希望の旨をお申しつけください。
何か起きてから反応的に寄付より、少なくても継続支援していくほうが長期的にもこちらの精神的にもなにか清らかな流れだと思いました。 応援する心を私も持とうと思います。(近畿在住)
現地で支援やお手伝いは出来ないけど、お金なら自分が働いてる内は何とか出来ると考えました。 日本から遠く、慣れない土地での過酷な現場で支援されてる皆様を心から尊敬します。 微々たる金額ですが、少しでもお役に立ちたいです。(近畿在住)
応援しています!現地で命をかけて困窮している人々を支援しているみなさんに心からの敬意と感謝をお伝えします。力による取り引きがまかり通る世界情勢下、命、人権、平和という普遍的な人道の大切さを示しているみなさんを誇りに思います。ありがとうございます。(関東在住)
人種、宗教が違っても、同じ地球に生きる仲間、地球人なのです。お互いの違いを認め合う大切さを解ってほしい。壊すのは簡単。失われた尊い命は戻らない。
世界の人々が平和の思いを1つにして、行動していかなければならないのです。
危険と隣り合わせな状況下ですが、世界の関心が低下しないように、現地の方の生の声や惨状を発信し続けてください。応援しています!(甲信越在住)
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